尿酸値が高いと痛風の原因に!肥満との関係性とは

 

肥満に悩まされている人の中には健康診断で「尿酸値」の高さについて指摘されたことがある人がいるのではないでしょうか。

 

女性は元々尿酸値が高くないので、あまり関係ないと思っている人がいますが、女性でも尿酸値が高い人はいます。

 

尿酸値に限らず健康診断の結果が基準値を上回っているとなんとなくでも「よくないこと」とイメージできると思いますが、

 

尿酸は誰でも毎日体の中で作られて健康な人であれば排泄されていきますが、何らかの原因でうまく排泄されないと「痛風」の原因となります。

 

尿酸値が高くなる原因と対策、更にそもそも痛風とはどのような病気かを見ていきましょう。

 

尿酸値とは

 

健康診断を受けると結果の一覧の中に「尿酸値(血清尿酸値とも)」も表示されると思います。

 

文字通り血液に含まれる尿酸の量を示す数値で「7.0mg/dL(男性と女性で基準値が変わる場合もあり)」までが基準値でこれを超えると「高尿酸血症」となります。

 

そもそも尿酸は動物の場合は体内に蓄積されることはなく分解されてしまいます。しかし人間の場合は尿酸が蓄積されます。

 

健康な人でも1日0.6mg程度の尿酸が作られ、毎日700mg程度が汗や尿、便などから排泄されます(ほとんどが尿から)。しかし排泄がうまくできないと体内に蓄積されて「痛風」の原因となるのです。

 

ちなみに尿酸値が「2.0mg/dL」以下だと「低尿酸血症」となり、尿路結石などの原因となることもあるため、高すぎても低すぎてもよくありません。

 

尿酸値が上がる原因とは

 

尿酸値が上がる原因には主に2つあります。一つは「遺伝」、そして二つ目は「生活習慣の乱れ」です。

 

遺伝に関しては言うまでもなく太りやすさ薄毛アレルギーや病気などの体質を親や祖父母から受け継ぐことを言いますが、ごく稀ではありますが尿酸値を高くする可能性のある遺伝子を受け継ぐこともあるようです。

 

一方で大多数の人は「食生活の乱れ」が原因しています。昔と比べると最近では魚を食べる習慣が減ってきたこと、また一日に食べたい野菜の量が不足している人が多いこと、そしてファストフードやお弁当類を利用する機会が増えたことが挙げられます。

 

これに合わせて運動不足が重なることで中性脂肪が増え、中性脂肪には尿酸の産生を促す作用があるため、特に肥満の人で尿酸値の高さに悩まされている人が多いです。

 

お酒と尿酸値の関係とは

 

お酒の中には尿酸を作る材料となる「プリン体」が含まれているものがあり、アルコールが分解される際に尿酸が作られます。

 

プリン体は特にビールに多く含まれていて、ウイスキーやブランデーにはあまり含まれていません。

 

お酒は健康のためにもできるだけ控えた方がよいのですが、飲むのであればプリン体の少ない物や最近では「プリン体ゼロ」を謳うビールも多く販売されていておすすめです。

 

またお酒を飲めばおつまみが必要になります。尿酸はアルカリ性の液体に溶けやすい性質があり、通常は酸性の尿をアルカリ性に向けることで尿酸の排泄を促すことができます。

 

尿をアルカリ化できる海藻類野菜きのこ類を使ったおつまみをおすすめします。これらは歯ごたえのよい食品で早く満腹感が得られるので食べ過ぎを防ぐこともできます。

 

痛風とは

 

尿酸値が高くなると痛風になる可能性が高まりますが、そもそも痛風とは足首やヒザなどが痛くなる「関節炎」の一種です。

 

上でも説明したように食生活の乱れが原因で発症する人が多いことから「ぜいたく病」などとも呼ばれていて、日本では10年前と比べて倍程度の600万人程度が悩まされているとも言われています。

 

痛風を放置しておけば糖尿病や脳血管障害などの生活習慣病を併発することもあるため、早めに改善したいです。

 

まずは自分は太り気味だと感じている人は運動をしてできるだけ痩せること、そして食生活の乱れも見直していくことが重要です。